店名の由来

「L’oiseau Bleu」とはフランス語で「青い鳥」の意味です。店名がなかなか決まらずに迷っている時、本棚に目が止まりました。

メーテルリンクの戯曲「青い鳥」はチルチルとミチルの兄妹が幸せの象徴である青い鳥を探して、思い出の国、未来の王国など旅をする物語です。家に帰ってきた時、見つからなかった青い鳥が自分の家のかごの中にいることに気付きます。

店名はお客様の「幸せを探す手伝いをする」という意味とともに、「近くにある宝物を大切に」という思いから名付けました。近くにある宝物でまず思い浮かぶのが健康や家族や友人です。そして人とのご縁もまた大切な宝物だと思います。当院は来訪される皆様にとって、癒しの空間であり、自分らしさ、前向きさ、元気さを回復させる場所になりたいと望んでいます。自分らしさ、前向きさ、元気さというのも、本来は誰しもが持っていながら日々の生活で見失いがちな宝物です。

そしていつか、「L’oiseau Bleu」という空間自体が、皆様にとって「近くにある宝物」とまでは行かなくても、「近くの友人」くらいになれるように歩んでいきたいと思います。

無知を知る治療者でありたい

人体に関わる仕事についてから、はや20年以上が過ぎました。人間の身体や心について考えると、不思議という言葉に尽きます。経験を積むほど、分かることが増えますが、それ以上に自分が知らないことに気付かされます。

「背骨が歪んでいるから」「筋膜が短縮しているから」「関節に問題があるから」と、治療者は身体から問題を探そうとします。私も同じです。それら問題はたしかに症状の原因の1つかもしれませんが、それが全てではありません。

例えば、肩こりの原因の全てが背骨だとしたら、猫背の人は全て肩こりという理屈になります。猫背であれば、筋膜も関節も何かしらの問題があります。 しかし、実際には猫背の人でも肩こりがない人はたくさんいます。それにも関わらず、世の中には「〇〇が悪いから〇〇になる」と1つの因果で全てが分かったように考えている治療者が多いように思います。

古代ギリシャの哲学者・ソクラテスの「無知の知」という概念はあまりに有名です。自分の無知に気付かずに知者の顔をしている者よりも、自分が無知という事実を知っている者の方が優れているという考えです。私も少なくても無知であることを知っている人間でありたいと思っています。

人間の身体も心も、人智では到底理解しきれない深く広い世界です。治療者は身体に対して謙虚であるべきと言うのが、私の思いであり当院の初心です。

その人の生きる力をお手伝いする

施術が上手く身体に伝わると、歪んだ状態から元に戻ろうとする反応が現れます。強さは人それぞれで、少し刺激を加えただけで、大きく動き出す人もいれば、なかなか反応が出ない人もいます。

大きく身体が歪んでいて、体調も悪そうなのに、施術によってそのような反応が出てくると、生きる力の偉大さを感じずにはいられません。

身体には 生まれついての自己治癒力 があります。

整体にしてもリハビリにしても、こちらが一方的に与えて、何かを変化させるものではなく、そのような人の生きる力に沿って行うものと考えています。お客様の言葉に耳を傾け、身体と対話を重ねて、そこから得られたものを還元して、またお客様の言葉を尋ねて、また身体と対話する……そのような繰り返しが、その人の身体や生き方を理解する最良の道だと信じています。

お客様と一緒に身体の「なぜ?」を考える場であり、自分らしさ、前向きさ、元気さを思い出す空間でありたい……それが「L’oiseau Bleu」の思いです。

 
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